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ユニバーサルデザイン建築研究


                                                
                
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*ユニバーサルデザイン建築研究会 研修会報告

日 時 : 2011年7月23日                 
講 師 : 室崎千重氏
       (兵庫県立福祉のまちづくり研究所・研究員)
会 場 : すまいるネットセミナールーム
参加者: 15名 (建築士会会員) 




―車いすの操作性を考慮した住環境整備の方針検討のための早見表紹介
                            &インテリアを活用したユニバーサルデザイン事例紹介―
(木造住宅と車いすの関係性に着目した住環境整備指標の構築)
現在、高齢者はまだ木造住宅に居住している人が多いと思われるが、いざ、障害を持った時に自宅を改修しようとしても、モジュール・910がネックとなっていることが多い。その為、室崎研究員は、車いすで通行困難なのは、廊下巾と出入口の狭さである事に着目され、実験を重ねて、車いすの大きさ(車軸中心から先端までの対角線寸法で表す)と出入口巾との関係を表す早見表を作られた。これにより、改修の際、事前に車いす寸法から通行可能な廊下巾、出入口巾が割り出せるということである。今後機会があれば、この表を活用して実践に生かしたいものである。
この他、これまでに手掛けられた住宅改修事例(キッチン、浴室、トイレ)や、
視察されたクリニック、地下鉄駅のユニバーサルデザインの事例 についても紹介いただき、美しさと共存する有効なユニバーサルデザインのヒントを得ることが出来た。
今回の研修会の目的の一つである専門家としての建築士との意見交換が有効であったかどうかは気になるところであるが、多業種との連携の必要性から、今後もこのような機会のある事が望まれる。

 

 
 

平成22年度の事業として下半期は下記委託調査を行いました。

*「ユニバーサル社会づくりUD調査」(NPO法人神戸まちづくり研究所からの委託)


兵庫県県土整備部都市政策課のユニバーサル社会づくり推進地区検証事業でのバリアフリーマップづくりにあたり、兵庫県建築士会ユニバーサルデザイン建築研究会にUD調査の指導を依頼されました。地域の交流会でUDについての意識や課題などを話し合うワークショップにも参加。各地域に2名ずつのUD建築研究会会員が現地調査員にユニバーサルデザインのチェック項目を説明、調査に同行し指導。バリアフリーマップづくりの為の施設と移動空間についての調査結果のまとめを指導しました。各地域に出向いて地域の特性を知り、地域の方々との交流によって得るものは大きく、視覚障害や車いす使用の方と一緒にまちや建物を検証したことは非常に有意義なものとなりました。調査結果のマップは神戸まちづくり研究所でまとめられ、各地域でのUDの視点からの今後のまちづくりに役立つものになることと思います。H23年度のUD建築研でも完成したマップを再度確認すべく、継続して各地域のUD検証のまち歩きをする予定です。


調査期間:平成22年/2010年9月28日〜平成23年/2011年1月27日  
調査参加日数:37日  
調査参加研究会会員:延べ86名
調査地域:たつの、豊岡、淡路、加東、姫路、太子、赤穂、養父、神河、福崎、宝塚 11か所



 
たつの市本竜野駅周辺調査 9/29

豊岡市役所周辺調査 10/5

     
淡路市志筑調査 10/13 姫路市駅周辺調査 11/8 赤穂市の交流会 11/20 
 
     
 
 
太子町現地調査員指導 11/6 福崎市交流会  1/12
 

 

     

*2010年ユニバーサルデザイン建築研究会事業報告

 10月9日、23日の土曜日の午後2回にわたって、尼崎市立花の「たちばなNPOプラザ」の協力のもと、市民向けセミナーを開催しました。今回のセミナーは、建築士会内の研究会として事業の申請をして認可されたもので、士会から直接予算をいただいての事業となりました。研究会が予算申請して事業が行えることは、研究会の専門知識を生かせる機会が増え、今後活動の自由度が拡がるものと期待しています。
 セミナーの内容は、昨年度に引き続いて、ユニバーサルの視点から探る「住み続けることが可能な住宅」の基本(社団法人兵庫県建築士会女性委員会ユニバーサルデザイン研究会編集)の冊子を使っての連続セミナーです。各回のセミナーの内容は以下のとおりです。

 第1回  ユニバーサルデザインと住まい
       「安全な毎日を過ごすためのアプローチ・玄関・廊下・階段」
       「家族やライフスタイルの変化に対応できる個室・居間・食堂・台所」
 第2回  「時代や身体の変化に対応できる便所・洗面・浴室」
       改修事例の紹介
       住み続けるためのユニバーサルデザイン  

 新築やリフォームする際、将来の要求にも対応できるよう考えておかなければならないことは何かをテーマに、延べ30名の参加者と共に、ユニバーサルの視点での長く住み続けられるための基本事項や工夫を、住宅の改修事例を交えて確認しました。また、質疑応答により、改修にかかるおおよその金額や参加者の住まいに対する個別の問題などに対して、ユニバーサルデザイン建築研究会のメンバーが専門家としてアドバイスし今後の参考にしていただきました。

       

 
講義状況 セミナー参加者 質疑・フリートーク
 
 
 

*2010/6/12(土) ユニバーサルデザイン建築研究会 すまいるネット連携セミナー 
                   「スローフードから学ぶ地産地消の食と住」

 
講 師 : 秋吉一郎氏(兵庫県立大学経済学部教授)
参加者: 27名

 最近よく耳にする「スローフード」がイタリア発祥の世界的な運動であること、そしてそれが自国の食文化をグローバリズム(例えばマクドナルドのハンバーガ)から守るラジカルな運動である事が講義を通して理解できました。日本だとコマーシャリズム的一過性の流行のように感じる「スローフード」ですが、本場イタリアでは国際会議が開かれ、生産者保護も含めた食材の生産管理、食に関する専門家の養成教育機関まであるそうです。大げさに言えば食を楽しむことに命をかけるイタリア文化のあり方を学ぶことができました。
 同様に、住まいについてもこだわりがあるようです。食事が大きなウエイトを占める家庭生活を送るための結婚には、まずマイホームを用意せねばならず、それを手に入れることはやはりなかなか難しいとのこと。その為結婚が遅くなり出生率が低くなる現状というのは、日本とまた違った意味で大きな課題だと感じました。時間の関係上、この課題解決やイタリア人の住に対する意気込みまで踏み込んだ話をうかがえなかったのは心残りなことではありましたが、今まで知らなかったことの多いイタリアと日本の多岐に渡る日常的な文化の違いを知ることができたのが大きな収穫となりました。

 

すまいるネットセミナールーム

 
 
 

*UD連続セミナーの報告
 「建て替え知らずのマイホームづくり」─住み続けるための知恵と工夫─

 平成21年度末に、一般市民の方を対象に“神戸市すまいの安心支援センター”(すまいるネット)で3日間にわたるUD連続セミナーを開催しました。女性委員会UD研究会が作成した冊子“「住み続けることが可能な住宅」の基本”をテキストに、ユニバーサルデザインの視点での家づくりの基本を、研究会メンバーが講師となり住宅部位別に3回に分けてわかりやすく解説し、そのあと参加者と意見交換を行いました。

  第1回 2月 7日(日)「安全な毎日を過ごす」アプローチ・玄関・廊下・階段
  第2回 2月21日(日)「家族やライフスタイルの変化に対応する」個室・居間・食堂・台所
  第3回 3月 7日(日)「時代や身体の変化に対応する」便所・洗面・浴室

   

     セミナー会場の様子(神戸すまいるネット)

   

 
 参加人数は、第1回22名、第2回25名、第3回22名、延べ69名となりました。参加者は一般市民の方より、福祉住環境コーディネーター、建築士など専門職の方が多いという結果になりましたが、セミナー終了後のアンケートでは、参加の目的や理由は「ユニバーサルデザインに興味があるから」と答えた方が最も多く、関心の高さをうかがい知ることが出来ました。
 セミナーの感想では、「特に目新しい内容ではなかった」との意見もありましたが、「家づくりについての基本的な点を確認できたり、改めて考えるきっかけになった」との意見もあり、多くの方から良かったという感想をいただきました。また、冊子の内容をわかりやすく伝えるため、セミナーでは具体的な事例を多く紹介しましたが、「変わった住環境の事例も教えてほしかった」という意見も寄せられ、今後は標準的な事例に留まらず、特殊解となる事例も交えて多様な事例の紹介もあった方がいいのではと、反省会で話し合いました。
 この連続セミナーは、今年度も引き続き行っていく予定で、要請のあるところには、出前セミナーとして出向ける態勢を取っています。他支部でもご希望があれば出かけますので是非ご連絡ください。
 なお、テキストに用いた冊子は、UD研究会が平成18年から3年間取り組み、その集大成としてユニバーサルデザインの視点から住宅計画において留意すべき基本的要件をまとめたものです。関心がおありの方は無料でお渡しできますので、ユニバーサルデザイン建築研究会事務局までご連絡ください。

               事務局 蒲V空間工房内  E-mail:info@u-kukan.com




 
 

*2009/11/14(土) 車いす体験学習と旧木下家住宅見学会

今回は、神戸学院大学総合リハビリテーション学部社会リハビリテーション学科 糟谷佐紀先生のご協力を得、神戸学院大学有瀬キャンパスにおじゃまして、全員が車いすに乗って身体の自由が制限された状態で、屋内・屋外住環境実習室に設置された設備・機器を使いながら、様々な動作を実際に試してみる体験学習を行いました。参加者 UD建築研究会会員 11名 非会員 6名。

 最初に糟谷先生から、自走式車いすの車輪の大きさや取付位置、数によってどのような違いや特徴があるかなどのお話をうかがった後、各人が種類の異なる車イスを次々乗り換えながら、様々な動作を試してみました。いくつかの勾配の異なるスロープの上がり下り、いくつかの高さの異なる段差越え。廊下巾と部屋の出入り口巾の関係を確認したり、キッチンで鍋やフライパンで調理するまねごとをしてみたり、実際のトイレを使ってドアの開け閉めから便器への移乗、段差解消機なども試し、天井走行リフトや電動車イスに乗ったり、車イス介助の方法などもおそわりました。普段なかなか試すことのできないことばかりですが、広いスペースと整った設備と指導者が揃っているからこそできたことであり、また、より便利に、より楽に操作できる機器が次々開発されている情報を得ることもでき、有意義な体験会となりました。

     
 

いろいろな種類の車イスに乗ってみる

  小回りのきく屋内用六輪車
     
 車イスに乗ってお湯を入れてみる 

 アームやフットレストを取り外し、 折りたためる車イス

     


後は、保存修理工事が完了して公開が始まったばかりの舞子公園の旧木下家住宅を見学しました。又野良助氏が昭和16年建築、18年に増築されたもので、木造平屋一部2階建ての主屋だけでも338uあり、物資統制の時代背景の中で、よくこれだけの数寄屋が建てられたものと驚いてしまいます。昭和27年木下家の所有となり、平成12年兵庫県に寄贈されました。南の道路から石段をかなり登ってようやくたどりつくという建物ですが、今回バリアフリー対応工事もされて、敷地の北西からエレベーターを使って車いすも入ってこられるようになりました。

     

前庭から見た主屋

中庭に面した茶室と待合




 
   
 
*2009/09/02 「加古川支部ユニバーサルデザイン研修会」の報告

  2009年9月2日高砂市総合体育館会議室にて、兵庫県建築士会加古川支部研修委員会と女性委員会ユニバーサルデザイン(以下UD)研究会の合同事業として「建築空間におけるユニバーサルデザイン」というテーマでUD研修会が開催され、講師をUD建築研究会のメンバー三人が担当しました。

■前半 セミナー
 1.建築空間におけるユニバーサルデザイン――公共空間を中心に   
   別資料:「建築空間におけるユニバーサルデザイン」
 2.住み続けることが可能な住宅――基本事項            
 3.住み続けることが可能な住宅――住宅部位別           
   別資料:ユニバーサルデザインの視点から探る
        「住み続けることが可能な住宅」の基本

  UD研がまとめた冊子を活用し、総論的な建築空間におけるUDと住空間におけるUDの必要性をテーマに講義形式で進めました。

■後半 フリートーク

  研修会後半は、セミナー冒頭に記入いただいたアンケート回答をもとに参加者各自のイメージを自由に語ってもらい、よりUDへの理解を深めてもらうことを目標にフリートークの時間を設けました。
 
 
 
*2009/07/04 ユニバーサルデザイン建築研究会セミナー(すまいるネット連携セミナー)の報告

 「誰もが安心して暮らせる社会を目指して」

  ・・・バリアフリー、ユニバーサルデザインなど、社会と意識の変化が目指すもの
                                    ―海外を含めての事例紹介・・・

 講師:大塚毅彦氏 (明石工業高等専門学校 建築学科教授)

  バリアフリーが当たり前の社会になり、更にユニバーサルデザインという言葉もかなり普及して、その実現を目指した活動が様々な分野でなされています。
 現在の置かれている状況や問題点を、クイズ形式にして参加者も一緒に課題について考える事ができました。また、インクルーシブ・デザインの考え方や、国内外のユニバーサルに係わる活動を紹介していただきました。その中で、もし自分が障害者でホテルに泊まったときにトイレなどが使いづらく困った時にどうするか、と言う問いかけに対し、クレームを言うのではなく今後同じような障害の人が困らないように、改善方法を提案する。という答えに心動かされました。これからは、建設的な意見を言えるユーザーを育てる社会となっていくことが大事であると知らされました。
 さらに、これまでのUDからさらに発展し、マイナスをゼロにするだけではなくプラスにするという「UDプラス」の考え方を提示していただきました。2時間以上にわたる長いセミナーでしたが、楽しくてとても勉強になりました。

参加者 会員12名  非会員 8名  計20名
 



セミナー会場
 
 
 
*2009/02/28(土) UD検証見学会「フレミラ宝塚」(宝塚市売布東の町12-8)

 


「フレミラ宝塚」は、平成14年に開設された「宝塚市立老人福祉センター」と「宝塚市立大型児童センター」の複合施設です。高齢者と児童・若者が世代を超えて、ふれ合い、みらいを築く交流拠点となっている本施設をUD検証を兼ねて見学させていただきました。
館長さんから、施設の概要や事業概要の説明を受けた後、各自「UDチェックシート」とカメラを携え、館長さんの案内で館の内外を隈なく見学しました。館内の第一印象は、明るく広々として気持ちが良いこと、プランが明快でわかりやすい、運動室(小体育館)や音楽・ダンス室、美術工芸室など多様な活動に応じて防音仕様や部屋の設えが整えられている、多目的トイレは男女別に設置されている、サインは控え目であるが必要箇所には点字表示がある、階段の勾配は緩やかで上り下りが楽である、さりげなく飾り棚やベンチが設けられている等々…随所にUDの配慮がなされていました。
とりわけこの施設の良さは、内部空間がオープンで見通しがよく明るくて居心地がよいため、高齢者や児童・若者の利用者が非常に多く、フル回転でいつも賑わっているという点です。UDの視点からも、訪れる人が自然にふれ合い交流を深めることができる空間づくりが実現できている好事例だと思います。建築空間が使う人に与える影響のいかに大きいかを改めて感じると共に、建物の良さを十分生かし、利用者の活発な活動を支えておられる運営手法にも感服した見学会でした。
最後に熱意溢れるお話と案内をいただいた館長さんに心より感謝申し上げます。
       
<正面側からの外観>円盤状の屋根・ガラス壁面
のしゃれたファッサード
<1階奥から見渡せるホール>
大きな吹き抜けで明るい。事務コーナーはオープン。カウンターの高さは、子どもと職員の対話に最適とのこと。h=1m
   
<吹き抜け2階から1階事務コーナーを望む>
2階廊下の手すり腰部分は透明の強化ガ
ラスで見通しがよい。横棒は木製手すり
<左の写真と同じ位置の廊下>
吹き抜けに面する周りの廊下は、幅が広く子どもの遊ぶ場にもなるそうだ
   
   
 
 
 
*2008年11月16日(日) まち歩きUD検証  「東灘区住吉呉田地区界隈のUD検証」
 
  11月16日(日)雨上がりの午後、UD建築研究会の会員6名で住吉呉田まちづくりの会の行事「まちかどビンゴ」に参加し、住民とその子供たちと同行しユニバーサルデザインの見地から街を検証する実践活動を行いました。今回の企画は小学生を対象としたまち歩きを行い、子供110番の場所の確認とそのお店のご主人とのコミュニケーション、子供達がまちに親しみと関心を持つまた、まちに潜んでいる危険箇所を確認し防災・防犯の意識をもつというものでした。班分けした小学生たちはデジカメを持ち、呉田地区内の北側と南側に分かれ、子供110番の店主の方と話し記念撮影、まちに潜む危険箇所の撮影を行いました。そして、交流会場で地図に写真を貼り付け発表しました。当研究会員も子供達とまちを検証することで、コミュニケーションを図るとともにユニバーサルの視点を共有することができました。日頃何気なく歩いていると気が付かない危険箇所や不具合が発見できて、とても有意義なUD検証になりました。
 
子供110番のプレート

子供110番のある、まちの建材会社訪問
       
   
  出発!国道43号線を渡る   子供110番のある理容室でお話を聞く
       
   
  阪神住吉駅前、新しい道には点字ブロックも   子供110番設置の住民とお話する
       
   
  歩道にはみ出している障害物 歩道橋の階段は、地震の影響で地盤が下がり、
階段の蹴上げ寸法が不揃いとなっている
       
   
  道路中心より2メートル後退して拡げた道路
塀が無いので、見通しも良く安心で安全
  歩道が傾斜していて、デコボコで歩きにくい
       
   
  溝蓋がないところが所々あり、危険   班に分かれて調べたことをまとめる作業
       
   
  街路樹の根元までアスファルトがある為、
縁石が盛り上がり、蹴躓きそうで危ない
  街の歴史や気づいたこと、危険な場所
などを記したマップ完成!班ごとに順番に発表
  
 
 
*2008/06/28 「須磨離宮公園界隈のUD検証」
 
 6月28日(土)梅雨の変わりやすいお天気の合間、UD建築研究会の会員9名で、須磨月見山本町2丁目まち
づくり協議会の地域住民のまち歩きに合流して、ユニバーサルデザインの見地から街を検証する実践活動をし
ました。
 山陽電鉄月見山駅界隈の商店街の様子や、道路幅、標識などに注意しながら目的地の須磨離宮公園に向
かいました。参加者は2班に分かれ、住宅地をくぐり抜けるように進む細い道と、途中から離宮道に出る、やや
分かりやすい道の二つのルートを歩きました。
 須磨区役所持参の介助者が押すときのみ動く電動車椅子に乗ったり押したりで、高齢者・障害者の大変さに
も気づきました。今回は先導があり、離宮公園内案内もあったので、車椅子でも廻れましたが、道路は狭くて歩
行者には安全でないところも多く、標識が少ないので、一人で行くとなると迷うのではというところもありました。
  また、離宮公園はとても広いので、案内板や緊急時の対応など、ユニバーサルデザインの観点からは、改善
の余地があると感じました。
 離宮公園内の散策の後、体験したまち歩きで感じたことから、改良したい点などを皆で意見交換し、有意義
なUD検証となりました。
 

<月見山駅前商店街>
・シャッターが閉まっているところが多い
・防犯上も賑わいの広場などがほしい

<離宮道へ抜ける住宅街>
・歩車分離が出来ない狭い道
・側溝のグレーチングは細目に統一を

   

<離宮道>姫小松の並木 
・美しい松並木は、歩車分離に有効で安全
・側溝の蓋がないところがある

<離宮道>ベンチ
・バス停の木製のベンチは心地良い
・坂道のほっとする休憩所にもなる

   

<住宅街を抜けて>板塀 
・地域の景観を作っている古い街並み
・目印としての役割を果たしている

<住宅街を抜けて>
・歩車分離が出来ない危険な狭い道
・歩行者専用とするか、車両制限を

   

<住宅街を抜けて>石畳
・街並みに重厚感を与えているが、車椅子
ではつらい面もある

<旧室谷邸跡>レンガ塀
・昨年無惨に解体された室谷邸の、唯一残されたレンガ塀は地域住民の記憶の証

   

<離宮公園前>交差点陸橋
・車椅子やベビーカーでは大変な労力を要
する

<離宮公園前>交差点
・信号は音響式でない

   

<須磨離宮公園>入り口坂道
・柵を兼ねた手すりがあった方が良い

<須磨離宮公園>広場
・案内標識が少なくわかりにくい

   

<須磨離宮公園>見晴台
・拡がる石のベンチがゆったり出来る
・車椅子でもアクセスが可能

<須磨離宮公園>展望台
・階段部分が滑りやすい 
・手すりが高く持ちにくい

 

 
 
*2008/04/19 UD建築研セミナー
  「体の状態に合ったバリアフリー住宅改造」 -自分に必要な住まいを知る- (すまいるネット連携セミナー)
   講 師: 室崎千重氏 
       (兵庫県立福祉のまちづくり工学研究所 特別研究員)
 
  障害によって解決すべきバリアが異なっていること、建築や医療、福祉関係などの専門家とのコミュニケーションが大切であること、その意思伝達や改造内容決定の際に注意する点について等、一般市民の方々と共に学びました。
 自分に合った暮らしやすい生活をする為に、住環境整備の方法として、住宅改造だけでなく、家具の配置変更や福祉用具の利用などで解決できることもあることなど、様々な角度からのお話は、専門家としても気づかなかったことも多くありました。また参加者からも、バリアフリーにするだけが解決策ではないことがよくわかって大変参考になった、との感想も多くいただきました。
 
  参加者 34名(うち一般市民 19名)
 
  セミナー会場 車椅子での段差体験
   セミナー会場      車椅子での段差体験
 
 
 
*2008/03/08 「公共空間・住空間における音のバリアフリー・・・音と人間のかかわり」セミナー   
  
   講師 上田麻理氏
    (福祉のまちづくり工学研究所 非常勤研究員)  

  音環境について研究している若い講師に来ていただき、「音のバリアフリー」というテーマのセミナーを開催しました。
 音に関する、今までにない福祉の観点からの新鮮な講義となりました。音と人の関わりの中で、騒音の健康影響などを知り、公共空間や住空間での音環境の配慮や工夫など、音から考えねばならない快適環境について学びました。音をどのように感じるか、音はどのように伝わるか、そのことで、福祉音響としての音のユニバーサルデザインということを考える機会となり、非常に意義のあるセミナーでした。
 
 
 
*小学校でのUD授業のサポート
   平成19年9〜12月、神戸市灘区の高羽小学校での総合学習の一環としてのUD授業にサポーターとして参加しまし
  た。
  この事業は、神戸市の都市計画総局民間活力創造室ユニバーサルデザイン都市推進係が、小学校の校舎建て替
  え工事にあわせて、みんなにやさしい「ユニバーサルデザインの考え方を子ども達に学んでもらい、子ども達から出
  された「アイデアや提案」を新校舎へ反映していく「UD授業」プロジェクトを進めているなかで、昨年に引き続いて、建
  築士会のUD建築研究会のメンバーが、地域の方々と共にサポーターとして参加したものです。

 ◆5年生の授業は、新校舎完成・創立70周年のお祝い会にあわせて、新校舎のマップづくりを目標に、グループワー
  クをしながら、ユニバーサルデザインについて考えました。
  いろいろな立場の人になって校舎を探検し、UDの視点で大切なことを確認、新校舎で工夫されているところ、気づ
  いたことをマップにまとめ、発信する作業をしました。


  1クラス  児童:5〜6人×6班    サポーター:各班1〜2人 
3,4時限  5,6時限  4クラス(2クラスずつ)
9月 13日(木)「ユニバーサルデザインって何?」
9月 20日(木)「みんなにやさしい学校を考えよう」〜学校のUD探検〜
10月 11日(木)「みんなにやさしい高羽小UDマップを作ろう」@
10月 18日(木)「みんなにやさしい高羽小UDマップを作ろう」A

画像をクリックすると、ユニバーサル
ひょうごのホームページが開きます


◆6年生の授業では、昨年の5年生時に関わったUD授業経験を生かして、新校舎
  の案内冊子づくりのサポートをしました。新入生や来校舎、地域の方達が安心し
  て来校してもらえるよう、新校舎を「みんなにやさしい高羽小学校」として、みんな
  にわかりやすく紹介する、という冊子づくりに取り組みました。
 
1クラス  児童:6〜7人×6班    サポーター:各班1〜2人 
3,4時限  5,6時限  4クラス(2クラスずつ)
11月 22日(木)  「みんなにやさしい学校を考えよう」        
11月 29日(木)  「みんなに伝えることを考えよう」
12月 6日(木)  「みんなに伝えたい高羽小のUDを考えよう」@    
12月 13日(木)  「みんなに伝えたい高羽小のUDを考えよう」A

  UD建築研究会からは、9月〜12月の授業で、延べ53名の参加協力を得ました。
  授業を通して、子ども達が、さまざまな立場の人のことを考え、ものの形だけでなく、思いやりの心を学んでくれたの
   では、と感じています。

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<左手はリハビリテーション病院>
他のエリアからリハビリテーション病院へは、渡り廊下で連結されている


<研修交流センター>
全面開口部から広いテラスに出られる
     
 
<渡り廊下から研修交流センターを望む>
渡り廊下は、スロープによる段差解消と点字ブロックが設置されている
  <室津民俗館>
民家は入り口の敷居が高くバリアーが多い
 



 
   
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〒650-0011 神戸市中央区下山手通4−6−11 エクセル山手2階
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